エンジニアからコンサルへの転職を成功させるEQ戦略

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ITエンジニアからコンサル転職が増えている理由

近年、DX(デジタルトランスフォーメーション) の進展や、企業のIT依存度の高まりにより、ITスキルを持つコンサルタントの需要が急増しています。
特に、開発・運用・保守経験を持つ20代のITエンジニアが、より上流工程に関わりたい、経営課題に近い仕事をしたいという理由で、コンサルティングファームへの転職を目指すケースが増えています。

  • 「このままエンジニアとしてキャリアを積むべきか迷っている」
  • 「もっと経営視点を身につけたい」
  • 「お客様への提案力を強化したい」

こうした思いを持つ方にとって、コンサル転職は大きなキャリアの転機になり得ます。しかし、ここで見落とされがちな視点があります。それは、コンサルで成果を出すにはEQ(感情的知性)が極めて重要だということです。

コンサルは「ロジカルシンキング」「業界知識」だけでは不十分で、クライアントや上司からの評価・信頼を獲得する力=EQ力が不可欠だからです。

本記事では、ITエンジニアがコンサルに転職する際の戦略に加え、EQ観点でのキャリアアップ戦略を詳しく解説します。

コンサルで生き残るには「高EQ」が不可欠な理由

コンサルタントは、上司・クライアント・チームメンバーとのコミュニケーションを絶えず求められます。
その中で重要なのが、相手の感情を適切に読み取り、自分の感情を適切にコントロールする能力=EQ(Emotional Intelligence)です。

高EQでないと評価されない3つの場面

  1. 上司・PMからの評価
    • 忙しいプロジェクトであっても、先回りして上司の意図を把握し行動する力が必要です
    • 意図を把握するどころか、ジュニアがマネジャーを利用することができるかが評価軸となっているケースも存在します。
  2. クライアントからの信頼獲得
    • 課題提案だけでなく、クライアントの“本音”を引き出せる関係構築が成果につながります。
  3. チーム内エンゲージメント
    • メンバー間のモチベーションや温度感を把握し、最適な役割分担を提案できるかが重要です。

高EQでなければ、ロジカルな提案があっても受け入れられず、プロジェクトが前進しません。

コンサル転職に向けた具体的な準備

スキルの棚卸し

まずは、開発・運用・保守経験を整理し、これまで自身が行ってきた業務やそれにより培われてきた課題解決力として言語化します。

例:

  • 運用自動化により工数30%削減 → 「業務効率改善力」
  • 障害復旧対応を主導 → 「リスク管理能力」

数字で成果を示すことで、コンサル適性をアピールしやすくなります。

職務経歴書でのEQ観点アピール

職務経歴書は、技術スキルだけでなくEQを活かした行動・成果を記載することで、コンサル面接官の目に留まりやすくなります。技術力や資格などはアピール材料になりません。

現状業務でEQを意識しているポイント

例文:

「クライアントとの信頼関係構築を重視し、可能な限り対面で打ち合わせに参加しています。また会議後にはクライアントと雑談を交え、表情や感情の変化を観察し、プロジェクト進行に活かしています。」

こうしたエピソードは、「技術力+人間力」を兼ね備えた人材であると印象づけられます。


現状業務におけるEQ的課題と改善アクション

例文:

「PJ全体を俯瞰した際、クライアントとエンジニア間の専門用語の齟齬が問題であると認識。私は両者の意図を正確に理解し、双方にわかりやすい言葉で橋渡しを行い、会議の進行をスムーズにしました。」

このように、EQを活かした問題解決力を示すことで、採用担当者に強い印象を与えられます。

面接でEQをアピールするための戦略

コンサルの面接では、「ロジカルさ」だけでなく、対人関係構築力を見極められます。
EQ観点でのアピール方法を具体的に紹介します。

表情・感情の読み取りを意識していることを伝える

例:

「プロジェクト会議では、クライアントの表情や声のトーンを観察し、本音と建前を把握するよう心がけています。実際に、会議後の雑談で不満点を引き出し、改善策を提案したことでプロジェクト評価が向上しました。」


チーム内コミュニケーションでの工夫を伝える

例:

「チーム内では、メンバー間の温度差を把握し、1on1でフォローを実施。結果的にメンバーの生産性向上につながり、納期短縮を実現しました。」


ケース面接でもEQを意識

ケース面接では「答えの正確さ」だけでなく、ディスカッションの進め方や相手への配慮が評価されます。

  • 相手の意見を遮らず、要約して返す ◀自分が伝えたいことが明確に相手に伝わっていることが確認できるので、非常に有効です。
  • 質問の意図を確認する
  • 自分の結論だけでなく、他者の視点を統合する

EQを活かしたキャリアアップ戦略

ITエンジニア経験 × EQ × コンサル力の掛け算

  • IT経験 → 技術課題に強い
  • EQ → 顧客との信頼関係を築ける
  • コンサル力 → 経営課題を解決できる

この3要素を掛け合わせることで、コンサル市場での差別化が可能になります。

特にEQ観点が強いと、”私たち目線に立ってくれている”という安心感からクライアントからの評価が非常に高くなります。マネジャーなどの評価者は、クライアントに対してジュニアの評価をヒアリングすることもあるため、クライアントからの評価が高いとそれだけ昇進も早くなります。


EQを高める具体的な方法

  • 自己認識の強化:自分の感情変化を意識的に観察する
  • 他者共感力の強化:会議中の相手の表情・声色・発言意図を読み取る
  • フィードバックの活用:上司やクライアントからのフィードバックをEQ視点で分析する

「技術力+EQ」で、クライアントから最も信頼されるコンサルタントへ。
これが、20代ITエンジニアの新しいキャリア戦略です。

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この記事を書いた人

現在、外資系コンサルティングファームに勤めています。
コンサルティング業界でのプロジェクト経験をもとに、EQ(感情知能)を活かしたコンサルティングやキャリア形成について情報発信しています。
資格:PMP

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